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私見 ろくろ首と安倍晴明と蛇。

おまけです。
ろくろ首についてちょっと調べたら面白い例を見つけましたので軽くメモと紹介。

安倍晴明がろくろ首とセックスして逃げ出すお話であります。

■ 論文名 飯岡のツーレンボー
■ 書名・誌名 あしなか
■ 巻・号/通巻・号 通巻80号
■ 発行所 山村民俗の会
■ 発行年月日 S37年8月
■ 発行年(西暦) 1962年
■ 開始頁 34
■ 終了頁 35
■ 掲載箇所・開始頁 34
■ 掲載箇所・終了頁 35
■ 話者(引用文献)
■ 地域(都道府県名) 千葉県
■ 地域(市・郡名)
■ 地域(区町村名) 飯岡町
■ 要約 あべのせいーめーはお姫さまのところに婿入りした晩、姫がろくろ首になのにびっくりして逃げた。あべのせーめーが飯岡まで来て羽織を海に投げ込むと、姫は身投げと勘違いして自らも飛び込んだ。姫の恨みでツーレンボーができたという。

以上引用
国際日本文化研究センター怪異・伝承データベース

(ところでこのデータベース、娯楽性はありませんが大変有意義かつ便利であります。おばけ好きならちょっと遊んでみるも良し。今から4年ほど前自分の師の所にもデータベース作成に関する依頼が来ていたのを覚えております)


むろんこの「あべのせいーめー」とは安倍晴明に他なりますまい。
陰陽師の代表格がろくろ首にびびって逃げ出すのがすごく好感持てます。

……ちょっとちょっと。前の記事であんなこと言ったのになにしてんですか晴明さん。
せめて江戸時代の人であってくれよう。

と思いさらに調べますと、この「ツーレンボー」どうやら「通蓮洞」のようであります。

通蓮洞とは千葉県銚子市屏風ヶ浦にある洞でして、そこには「延命姫」なる以下のような伝説が残っておりました。

(以下引用)
常陸国利根川べりのとある村の長者の家に、顔半分が醜い赤痣(あざ)に覆われた「延命姫」という名の年ごろの娘がおったとな。そこへ旅の途中の美男が立ち寄った。これが若き日の安倍晴明じゃ。

この飛びっ切りの美男に延命姫は一目惚れをし、つまりは寝間に忍び込んで一夜の契りを結んだ。言わば逆夜這いじゃな。ところが夜が明け、姫の顔の痣を目近にみた晴明は震えあがって一目散に逃げ出してしまったとな。

当然姫は狂乱してあとを追う。晴明は逃げに逃げて、ついには絶壁の海の縁(屏風ケ浦)の洞窟(通蓮洞)まで行きついてしまった。そこで一計を案じ、そこに衣服を脱ぎ捨て、履物を揃え投身をよそおって身を隠したのじゃ。

清明を追って通蓮洞にたどりついた姫が見たのは、愛しい清明の衣服と履物。精魂尽き果てて辿りついた延命姫はそのトリックを見抜けず、悲嘆にくれて自らも淵に身を投げてしまったのじゃ(涙)。
が、しかし、姫の体は潮に身を捲かれるや直に蛇に変じ、一天にわかにかき曇って大時化(おおしけ)となり、蛇身は舞い上がって三つに裂け三方に飛び散ったとか。(語り部退場)
(引用終了)

引用元
日刊ブログ新聞ぶらっと 「あさひミレニアムシティ 清明が隠れた通蓮洞」

(ところでこの日刊ブログ新聞ぶらっとは権威と専門性にこそ欠けますが各地の伝承や名所の由来などが結構集まり興味がある人には面白いと思います)

どうやらこの延命姫伝説がろくろ首に置き換えられ上記の「飯岡のツーレンボー」になっているようです。

何故このような置換がおきたのでしょう。まったく迷惑にもほどがある。
おそらくこの部分でしょう。

>姫の体は潮に身を捲かれるや直に蛇に変じ、一天にわかにかき曇って大時化(おおしけ)となり、蛇身は舞い上がって三つに裂け三方に飛び散ったとか。


蛇。
であります。
ほら、蛇とろくろ首どっちもにょろにょろしてるじゃない?
いえ、冗談ではありません。割とそういうくだらない連想で文化は繋がるものです。文化なんてその程度のものです。

その証拠といいますか、蛇とろくろ首のイメージが重ねられるのはこのように実例がございます。

(以下引用)
■ 話者(引用文献) 根崎叶衛氏
■ 地域(都道府県名) 岐阜県
■ 地域(市・郡名) 恵那市
■ 地域(区町村名) 明智町
■ 要約 岩村と明智の間の旧街道に、長い髪で赤い舌の女のロクロ首が出たという。蛇が化けたものと言う。この街道の松は、ロクロ首が下がるので枝がすべて下向きになっている。ある時、侍がこのロクロ首に遭った。侍は山と山の間に退いて待ち構え、近づいてきたロクロ首の長い首を切り落として退治した。
(引用終了)
国際日本文化研究センター怪異・伝承データベース


このような私見であります。
「飯岡のツーレンボー」は「延命姫」伝説の蛇から連想され語り変えられた物であり、逆説的にこの語り変えは江戸期以降に起きたものである。

また顔の半分を痣が覆う娘とはすなわち醜女であります。
「醜」とは醜い以外にも五体不満属性すなわち身体パーツの過不足をも意味する言葉であります。
首が長いとは醜女でもあり、語り変えがより自然に行えそうです。
そうして、ろくろ首とせいーめーというわかりやすい素材から想像するだに子供用に翻案されてしまったものが「飯岡のツーレンボー」となったと思われます。


と、まあそんな思いつきでした。


参考
銚子市地域再生マネージャーブログ “銚子だより”
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  1. 2009/05/28(木) 08:31:39|
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