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ろくろ首と妖怪革命

先日の記事において江戸期に起きた妖怪たちの扱われ方の革命について捕捉するとともにちょっとおばけの紹介をしたいと思います。


ろくろ首です。
超メジャー級。知名度で言えばゴリラくらいはあると思います。
この妖怪の代表のような顔で頭を伸ばしておられるろくろ姐さんでございますが、実は豆腐小僧と同様江戸の妖怪革命の時期に出現したこわっぱもいい所の生まれたて妖怪なのであります。

その経緯の前にもひとつおまけにお化けを紹介いたします。
飛頭蛮です。

この飛頭蛮、読んで字の如く首が胴体から離れて飛び回るというおばけでして、中国は晋代の怪異小説に名前が見られるなかなかにおん歳召されたおばけであります。
その小説では田舎出の女中の首が夜な夜な胴体を離れ飛び回りいたずらをしたり、油を舐めたりする様が描かれております。

どっかで聞いたことありませんか。
そのまんまろくろ首のパクリじゃありませんか。
ところがアルジャーノンとバイオハザード。まあ年を見ればどちらが元ネタかはなんとなく察しがついてしまいます。

実際首が飛ぶたぐいの怪異は世界中で見られますから完全にオリジナルと言い切ることはできないとおもいます。
ただこの飛頭蛮の説話が入れられた小説が日本に入って来ていたのは確かなようです。


話はちょっと飛びます。
江戸の妖怪革命とは妖怪の流通商品化がひとつの大きな要因であります。
その中で黄色表紙と呼ばれる雑誌と並び大きな役割を果たしたのがご存知お化け屋敷でありました。
ここでいう大きな役割とは大衆の認知に貢献せしめたということでして、おばけ屋敷という娯楽がお江戸の一般大衆に近い所にあるものであったのです。

このおばけ屋敷において上記飛頭蛮を再現しようとします。
しかしながら時代はお江戸、思いつきはあっても技術が届かぬアイディア倒れ。
そんな腐心苦心の結果、どうにかこうにか首を伸ばしたように見せるギミックが完成したというプロジェクトXであります。

ろくろ首の発生でありました。

おばけ屋敷で飛頭蛮(飛んでない)を観た鳥山石燕が知られる妖怪絵師らはそれをそのまま図示し、パンフにしたりエロにしたり、

顔は美人なのですから受けがイイ。
絵の受けが良いのでおばけ屋敷の興行主も模倣するように飛んでない飛頭蛮を用意する。
かくして飛んでない飛頭蛮が認知度を上げていったのでありました。

というわけでろくろ首と飛頭蛮、本来は同じ物であったのですが途中でろくろ首として独立の道を歩み始めたのであります。

個人的な興味はいつ誰が「ろくろ首」という名付け、すなわち記号化を行いそれがどのように認知されたかでありますが、残念。手元の資料ではわかりませんでした。


京極夏彦の豆腐小僧においてろくろ首が豆腐小僧の血縁扱いを受けていたのはこのような種があった訳なのです。
豆腐小僧と違いろくろ首には危うきを連想させる固有のエピソードがついていますが、決してその出自は「恐れ」や「神の零落」、あるいは自然現象の説明体系に基づくものではないわけでして、妖怪概念の複雑さ、懐の広さを象徴するおばけなのでありました。


そんな学説だが妄想もあるという話であります。
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  1. 2009/05/28(木) 06:47:18|
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