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しょうけら考・剽

しょうけらは妖怪の中でもマイナーな方に入るでしょうか。

鳥山石燕の画図百鬼夜行において天窓から屋敷を覗き込む黒くて鱗の生えた鉤爪を持つ獣らしき姿で描かれてますがこれが有名かな。水木氏もここからデザインをとっております。
石燕以前には百怪図巻などにおいて「志やうけら」「しょうきら」の名で白い毛がない犬のような姿が描かれております。

妖怪と言いますれば何らかの害を人に及ぼしますもので、果たしてこのしょうけらも例外ではありません。
寿命を縮めます。
なにゆえ寿命を縮めるかと説明するには庚申信仰について触れる必要があります。

庚申待と呼ばれる行事がございました。
江戸ほどに日本中で見られたものでおよそ二ヶ月に一度、一晩中徹夜をする儀式、というより行事いうのがよいでしょう。
暦十干十二支かのえさる。その日に眠ればしょうけらあるいはしょうきらなるモノが病もたらし寿命を縮めるのであります。
「しょうきらや、いねやかりねの我が床に、ねたれそねぬそ、ねへてねたれど」なんてしょうきら避けといわれるまじない歌が残されております。

この庚申待、しょうけらが現れるものと限らず三尸なるものの現れる日なのでありました。
三尸は大陸由来の信仰でありまして人の体に住む寄生虫のようなものであります。
三尸は夜に宿主から出て天に上り天帝に宿主の日頃の行いを報告、天帝はその罪過にあわせ寿命を引くとされていました。

宿主が眠らぬことで三尸を体の外に出さないのが庚申待でして、庚申が転じて荒神とも竈の神ともされます。
庚申様は農業の神と混同され庚申待を「申待」と呼ぶことと三尸に日ごろの行いを気づかせぬようにと、見猿聞か猿言わ猿の三猿が庚申信仰のシンボルとなります。
猿から連想されることで庚申は日吉山王信仰、猿田彦信仰とも混同されより複雑な変化を遂げていきます。この三尸の別の姿がしょうけらあるいはしょうきらといったところでしょうか。

ではしょうけらの名がどこから来たかといいますとぐぐっと西へむかいインドへ。
個性豊かで知られるヒンドゥー神話の神々のなかにドゥルガーなる女神がおります。シヴァ、ビシュヌ、ブラフマンなど大紳から授かった三叉戟、水瓶、縄、弓矢、蛇の首飾りなどで着飾っています。

このドゥルガー女神像とよく符号するのが青面金剛尊像であります。
青い体に手は四本、三叉矛と棍棒を構え、目は三つ。髑髏の首飾りをし体中に何匹かの蛇を纏う異様な姿をしております青面金剛。その左手には祈る上半身裸の女の髪をひん掴みぶらさげており、その女性の名は、「ショケラ」

青面金剛の源流を辿ると帝釈天とだ思いますが、この帝釈天は先ほど述べた天帝と同一のものであります。
さらに遡ればシヴァ神に行き着くでしょう。シヴァは日本で言う大黒天でありまして、この大黒天が比叡山の守護神であり比叡山の竃の主でもあります。
竃の神と三尸が混同されたのは述べた通り。また雷を司る大黒天は俗に「荒神」とも呼ばれます。

強調したいポイントは三つ。
まずしょうけらとは庚申待の三尸と非常に近しいモノであること、
次いでその起源をヒンドゥー神話にまで辿れるが複雑に思想信仰が混同されていること、
そしてしょうけらと猿は縁深いものであること。

以上は飯田道夫、多田克己ら研究者からの剽窃であります。
よりオリジナルな方向に展開するとなれば三猿方面猿田彦方面、あるいは神なるものの他者性などに触れることになりますが書いてる最中DTBが終わったので今回はこの辺りで省きに省いた長話を仕舞いとします。

みんなも悪いことするとしょうけらが見てるからなー
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  1. 2009/12/18(金) 23:20:46|
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